南北線溜池山王駅(赤坂 本氷川坂下の勝海舟邸跡)

赤坂 本氷川坂下の勝海舟邸跡

森の中のような、昼なお暗い、氷川神社の境内。
その中を、南へ歩く。
氷川神社の南側を、東西に伸びる道路に出る。
いったん、西に向かい、しばらくして、北へ。
氷川神社の西側を、北へ歩くことになる。東側は、氷川坂を、下ることになったのだが、こちらも、当然、下り坂なわけで、とすると、何坂になるのだろう。
すぐに、突き当たりになるので、特に、坂に、名前が付いているわけではないのかな。
坂を下り切り、東へ。飲食店があって、その前に、勝海舟邸跡を示す、表示板が掲げてある。
幕末の頃、勝海舟が、この場所で、暮らしていたということだ。
ちょうど、咸臨丸で、アメリカに渡ったり、江戸城開城について、西郷隆盛と会談したりした時期にあたる。
そのような勤務には、適した、ところだったのだろう。
たしか、坂本龍馬が、勝海舟を、訪れたのも、ここだ。
そういえば、今年の大河ドラマ坂本龍馬の「龍馬伝」だったっけ。
見ていないので、この、勝海舟坂本龍馬の出会いのシーン、どんなだったか、わからないな。
ちょっと前、大人気だった、大河ドラマ篤姫」にも、勝海舟が、登場したはずだ。
こちらも、見ていないので、どうだったか、わからない。
こんな風に、大河ドラマの、主要キャラクターなら、主役で、登場してもいいのに。
と思ったら、かなり、昔、勝海舟が主役だったことがあったのだ。
この時は、自分は、学生だったので、見ていたはずだが、まったく、記憶にない。
一番、大河ドラマで、記憶に残っているのが、勝海舟の数年後の、「花神」。
ただ、残念ながら、「花神」の主役、大村益次郎と、勝海舟は、ちょっと、キャラクターが、かぶっているためか、このドラマには、登場していない。
ふと、思い出したけど、勝海舟か、「花神」か、どちらか、忘れたが、坂本龍馬が、ちらっと、登場したのだ。
それが、もの凄く、小汚い、妙な、変わり者、という描かれ方。
龍馬伝」の坂本龍馬とは、まったく違う。
歴史の捉え方は、その、捉える時代によって、変わるものなのかも。
(2009年10月記)