総武線錦糸町駅(横川三丁目 四ツ目通り)

横川三丁目 四ツ目通り

錦糸公園は、昭和の初めに、開園したらしい。
その頃、都心西側は、郊外、田園都市になったのだが、東側は、工場地帯、下町になっている。
錦糸公園は、そういった、下町の憩いの場として、作られたのだろう。
もっとも、郊外の公園と、下町の公園と、どう違うのか、あるいは、まったく、同じなのか、よくわからないけど。
なんとなく、郊外の公園は、緑が多く、下町の公園は、緑よりは、広場の方を、重視しているような気がするが。
そのような、錦糸公園を、横切って、西側へ。
南北に伸びる大通り、四ツ目通りに出る。
四ツ目通りを、今度は、北へ。
四ツ目通り、というと、一ツ目通りから、始まって、順に、通りがならんでいるように思うけど。現に、西側には、三ツ目通りがあるし。
ただ、明治時代の地図を、見ると、あたりには、田圃しかなく、そんな、幅広な、通りは、もともと、なかったようだ。
代わりに、というわけではないが、南側を、東西に流れる竪川には、西から順番に、一之橋、二之橋、三之橋、が、架かっていたらしい。
そして、街並みが広がると共に、それらの橋から、道路が伸び、一之橋からは、一之橋通り、二之橋からは、清澄通り、三之橋からは、三ツ目通り、四之橋からは、四ツ目通り、五之橋からは、明治通り、という具合になったようだ。
つまり、余程、道路に付ける名前が、思い浮かばないほどに、特徴のない、場所だったのだろう。
それが、今では、すっかり、変わってしまった、ということだ。
(2009年10月記)