有楽町線豊洲駅（THE TOYOSU TOWER）

貨物線の鉄橋の跡付近、豊洲運河に面して、THE TOYOSU TOWERが建っている。
ちょっと前に、竣工した、高層住宅だ。（工事中はこちら）
本当は、もう少し、早く、訪れたかったのだが、繰り返し、同じ場所に、足を運ぶ、というのも、新鮮味がないし。
そういうわけで、この建物が完成してから、少し、時間が経ってしまったけど。
ただ、高層住宅は、工事中のものが、後、一棟だけ。
それが、完成してしまえば、今のところ、もう、計画はない。
一見したところ、豊洲には、まだ、更地があるように、見えるけど、これ以上は、無理、ということだろうか。
建てようと思えば、建てられるのだが、ただ、高層住宅、というのは、まわりに、低層の建物があって、初めて、付加価値があるのだ、と思う。
つまり、下界を、睥睨できる、という価値だ。
だから、本当に、高層住宅だらけになってしまうと、睥睨すべき、対象は、なくなってしまうわけだし、そもそも、視界もなくなってしまう。
でも、どこかの、新興国みたいに、高層住宅が、林のごとく、建っている方が、団地みたいで、いいと思うのだけど。
そういえば、豊洲にも、団地が残っていたな。
そういう団地群が、続々と、完成したのは、高度成長期。
あの頃は、今の新興国みたいに、日本も、活気があったのだ。
ということは、もし、ここが、新興国だったら、豊洲には、林のごとく、高層住宅が、建ち並んでいた、ということかもしれない。
もはや、そういうことは、ないのだろうけど。
（2009年12月記）