南北線志茂駅（赤羽志茂 商店街）

駅南側には、東西に伸びる、幅広な、北本通り。
実は、この大通り、昔、何度も、クルマで通ったことあるのだ。
本当に、最果て、という感じだった。
今では、その北本通りの、地下に、南北線が、通っている。
隔世の感とは、このことだな。
北本通りを、東へ。北本通りは、緩やかに、カーブを描きながら、南へと、向きを変える。
道なりに、歩きながら、街並みを、眺めると、昔と、あまり変わっていないことに、気付く。
地下鉄が、開通したからといって、街が、発展するなんてことは、ないのだ。
もう、そんな時代ではないのかもしれない。
それどころか、かえって、都心部に、エネルギーを、吸い取られて、閑散としているようにさえ、感じるな。
かなり、歩いたところで、東へ。住宅地の中へ、入っていく。
商店街になっているようだ。
懐かしい感じの佇まい。昭和の雰囲気。ただ、もう、かなり、寂れた感じはする。
七溜商店会、という名前の、商店街らしい。
何か、興味深い名前なのだが、どういう、謂れがあるのか、今となっては、さっぱり、わからないけど。昔は、さぞ、賑やかだったに違いない。
たぶん、鉄道が開通しても、こういうところに、賑やかさが戻ってくるわけではなく、むしろ、消えていき、その跡地が、再開発されるのだろう。
今は、そういう時代なのだ。
（2009年12月記）