京浜東北線赤羽駅(赤羽駅北側の鉄道高架)

赤羽駅北側の鉄道高架

八幡神社境内から、東側を、臨むと、眼下には、赤羽の街並み、そして、手前には、京浜東北線東北本線の高架。
今しも、そこを、特急が、通過するところだ。
東北本線が、開通したのは、明治時代の初め。赤羽駅の開業も、同じ頃かな。
国内でも、かなり、早い方だろう。
そのおかげで、あたりの、街並みは、一変してしまう。
もともと、街並みは、赤羽の北側、さっき、訪れた、宝幢院から、さらに、北側、荒川の岩淵の渡しまで、広がっていたようだ。
江戸時代、日光御成街道の岩淵宿だったわけだが。
その街並みが、全体的に、赤羽駅のある、南側に、移ってしまっている。
どこでも、同じだろうけど、鉄道や駅は、江戸時代の街の外れに、作られ、そして、いつしか、街の中心が、駅のある方に、移動してしまうのだ。
今度は、西側に、視線を、転ずると、京葉線、東北上越新幹線の高架。
こちらは、すぐに、トンネルに入ってしまう。
バブルの前ぐらいの、開通だ。
その影響かどうか、わからないが、赤羽駅西口は、バブル期頃から、どんどん、整備されて、きれいになっている。
東口が、なんとなく、取り残され、レトロな雰囲気になっているのに対して、対照的。
今度は、街の賑わいが、西側に、移っていくのだろうか。
将来のことは、わからないが、それぞれの時代ごと、街の中に、盛衰があるようで、面白い。
(2009年12月記)