中央線東京駅(東京駅近く 行幸通り)

東京駅近く 行幸通り

内堀通りを、南へ。
和田倉濠、和田倉噴水公園を過ぎると、東側、東京駅へと、伸びる、行幸通りがある。
この、行幸通り、自分が、いままで、見てきた中では、もっとも、幅が広い。
ひょっとしたら、道路幅が広くて、有名な、名古屋には、もっと、広い道路が、あるのかもしれないけど。
ただ、こちらは、距離が、あまり長くなく、しかも、道路幅いっぱいに、クルマが、通っているのを、一度も、見たことはない。
実際、道路中央の、大部分は、行事用、ということだ。その部分、東京駅から皇居まで、馬車が、通るらしい、
だから、事実上、道路というよりも、細長い広場、と考えた方がいいかも。その広場の、両脇に、普通の道路が、付け足されているのだ。
もっとも、信号は、普通なので、渡るのは、困難だけど。
ところで、行幸通り、という名前から、行事には、もちろん、行幸、が含まれる。
行幸、というのは、天皇が、外出されることなのだが。
とすると、江戸城が、皇居になったころから、行幸通りは、ありそうな気がするけど、実は、そうではない。
明治時代の終わり頃、東京駅や、丸の内のオフィス街の誕生と、セットで、開通している。
では、それ以前は、何が、あったのか、というと、軍隊が、展開していたのだ。
明治維新の頃の、国内の不安定な政情を、考えるれば、当然かもしれないが。
でも、ひょっとして、天皇を、江戸城跡に、留め置くために、軍隊が、配備されていたんじゃないか、と思ってしまう。
今となっては、もう、昔のこと。目の前の、光景からは、想像もできないけど。
(2009年12月記)