中央線東京駅(JPタワー工事現場)

JPタワー工事現場

行幸通りを東へ。
東京駅西側の、駅前広場に、出る。
いつの間にか、この広場の周囲は、巨大高層ビルに、囲まれてしまったな。
駅前広場を、南へ。
広場の南側には、JPタワーの工事現場。
もとは、東京中央郵便局があったのだ。
着工には、紆余曲折が、あったらしいけど。
ところで、郵便局、というと、かつての、知り合いを思い出してしまう。
普通の会社員だったのだが、ある日、突然、郵便局の、局長に、なったのだ。
郵便局の局長といえば、なにか、国家公務員にでもならなければ、なれないんじゃないか、と思って、信じられなかったけど。
最初は、薬局の、医療事務でも、やるのかと、思っていたな。
でも、実際、本当に、郵便局の局長なのだ。いわゆる、世襲制、というわけ。
細かく、調べる気は、毛頭ないんだけど、たぶん、コンビニみたいなもの、なのかもしれない。
郵便局の、どこかどう、コンビニのフランチャイズ制に、符合するのか、ちょっと、わからないが。
現実には、そういう風に、なっている、ということだ。
去り際に、オレに、郵便局長、勤まるのかな と語った その口の端からは、いままで見たこともないような、嬉しそうな笑みが、こぼれていた、というのは、他所から聞いた話。
それぞれ、運命には、いろいろあるのものだな。
例えば、バブルの頃、東京駅の周辺に、こんな風に、林のごとく、巨大ビルが、建つとは思わなかったし。
逆に、郊外、自分の住んでいるあたりの商店街は、ほぼ、シャッター通りになってしまった。昔は、賑わっていたのに、どうしたことか。
残っているのは、スーパー一軒だけ。
時代による、浮き沈み、運命、いろいろ、あるのだ。
(2009年12月記)