中央線三鷹駅(三鷹駅北口駅前広場)

三鷹駅北口駅前広場

中央線に乗り、三鷹駅で、下車。
近場だと、さすがに、楽だな。すぐに、着いてしまう。
もっとも、そのわりには、三鷹駅、ほとんど、降りたことはない。
ひょっとしたら、北口は、初めてかな。
でも、北側を、東西に伸びる、井の頭通り、五日市通りは、クルマで、何度も、通ったことはあるので、雰囲気は、わかっている。
郊外の、落ち着いた住宅地、といったところか。
ただ、歴史は、それほどないだろう。
三鷹の「鷹」は、江戸時代の、鷹狩のことだし。つまり、鷹狩の獲物しか、いないような場所だったのだ。
そういうわけで、中央線沿いに、街が、でき始めたのは、昭和の初め頃かな。
本格的に、宅地が、広がっていったのは、さらに、後のこと、高度成長期。
それ以前は、ハイキングコースがあるような、そんな場所だったのだろう。
自分が、住んでいるところも、そうだったし、自分が、引っ越してきたのも、同じく、高度成長期だ。(もちろん、自分は、子供だったけど)
地元の子供が、言っていたな。
宅地が、広がる前、そこには、広大な、林が、あったと。
それこそ、まさに、武蔵野の雑木林だったわけだが。
つまり、目の前の街並み(自分の住んでいるところも含めて)、武蔵野の大地に、雨後の筍みたいに、できあがったわけか。
そう考えると、なんだか、儚い、感じがする。
(2010年1月記)