中央線三鷹駅(三鷹駅南口のメインストリート)

三鷹駅南口のメインストリート

来た道を、逆方向、北へ。
路地へ入っていき、途中、東へ曲がる。
三鷹のメインストリートに出て、再び、北へ、歩いていく。
道すがら、周囲を、見回すと、すっかり、きれいな、街並みになったな、と、あらためて、思ってしまうな。
そんな風に、実感するほど、あまり、三鷹に、縁があるわけじゃないけど。
それでも、少しは、来たことがあるのだ。
かなり昔、学生の頃、だろうか。高度成長期の後、しばらくしてから。
ほとんど、記憶していないが、武蔵野の、普通の、郊外、それぐらいの印象だ。
季節は、春かな。やけに、砂埃が、舞っていた。畑が、多かったからだろう。
その次は、バブルの頃以降。
南口に、ペデストリアンデッキが、整備された時期だと思う。どこも、同じだが、街並みが、きれいに、なっていったのだ。
どういう、経緯か、忘れたが、そんな三鷹で、焼肉を食べたな。
入った焼肉屋の店内は、がらがら。それでも、当時、世の中の景気がよかったので、気にならなかった。
がらがらなのに、窓際のテーブルに案内されたっけ。
外からは、繁盛している店、と思わせるために、窓際に、客を、誘導するのだ、などと、同行者に、教えられたものだ。
その後は、最近になる。南口に、高層住宅ができた頃。
武蔵野の中央線沿線では、初めて。そういう時代になったのだ。
そして、今回。今回が、三鷹を訪れる最後だろうな。
なぜなら、もう、高層ビルが建つ予定は、ないからだ。
こうして見ると、三鷹にとって、自分は、まったく、なんでもない、通りすがり。
それで、いいんだけど。
(2010年1月記)