都営大江戸線西新宿五丁目駅(西新宿六丁目の神田上水助水堀跡)

西新宿六丁目の神田上水助水堀跡

実は、さっき、訪れた、けやき児童遊園、なんで、妙に、細長いのか、というと、神田上水助水堀という、小川の跡だからだ。
神田上水助水堀は、玉川上水から、分流している人工河川。
今の、甲州街道と、十二社通りとの交差点付近から、北へまっすぐ流れ、青梅街道あたりで、神田川に、合流している。
このように、玉川上水の水流が、水源なので、そちらが、なくなると、神田上水助水堀の、水流も、同じように、なくなるわけだ。
かくのごとく、今は、その跡が、細長い公園として、残るばかり。
ただ、けやき児童遊園の、北側は、公園ではなく、通路みたいになっている。
何となく、くねくねして、小川が、流れている様子を、模しているのが、面白い。
だが、高度成長期ぐらいの、このあたりの、写真を、見てみると、たしかに、小川が、流れているものの、人工河川なので、まっすぐに、なっている。
けっして、くねくね、曲がって、流れていたわけではない。
もっとも、まっすぐなら、ごく普通の、通路に、過ぎないのだが。
再び、昔の写真を、見てみる。
側溝のような、神田上水助水堀。水量は、豊富だ。
片側には、家並みが、すぐ、建て込んでいて、その、反対側には、ちょっと、間があり、そちらは、歩いて通れるみたい。
側溝みたいだが、岸には、木が植えてあったりして、生活の匂いがするな。
現在の、この光景からは、まったく、想像もできない。
(2010年1月記)