山手線大崎駅(北品川五丁目 再開発予定地)

北品川五丁目 再開発予定地

オーバルコート大崎の東側を、南へ、歩いていく。
しばらくして、途中、東へ。細い道を、そのまま、東へと進む。
すると、なんと、昔懐かしい、工場地帯が、残っているではないか。
バブルの頃までは、大崎駅の周囲は、皆、こんな感じの、街並みだったのだ。
駅西側には、広大な、明電舎の工場。そして、あちこちに、ソニーの工場。
それ以外にも、さまざまな、工場が、広がっていたな。
でも、なぜ、大崎周辺は、このような、工場地帯になったのだろう。
目黒川の存在が、大きい、ということらしい。
ただ、川が流れている場所なら、工場地帯に、必ず、なるのかな。
もっと、何か、他に、理由がありそうだ。
それと、もう一つ。
今まで、京浜工場地帯が、目黒川を、遡って、大崎まで、波及してきたのかと、思っていたが、ひょっとしたら、逆かもしれない。
つまり、大崎が、工場地帯の、発祥地の一つで、そこから、目黒川を、下り、海岸に広がって、京浜工場地帯になった、というのだ。
厳密に、そのように、割り切れるかどうかは、何とも、言えないけど。
どちらにしろ、大崎は、歴史的な、工場地帯らしい。
そんな、由緒のある、場所なのだが、どうしたわけか、とても、静か。
それもそのはず、一帯は、再開発されることが、決まっていて、それで、昔のまま、残されているに過ぎないから。
実際、もう、稼動は、していないだろうな。
まるで、大崎工場地帯の、エンドロール、そんな感じがする。
そして、この、エンドロールが、終われば、本当に、大崎の工場地帯は、すべて、終わるのだ。
(2010年1月記)