日比谷線築地駅(築地本願寺)

築地本願寺

高田馬場駅から東西線
茅場町駅で、日比谷線に乗り換える。
築地駅で下車。
地上に出ると、南西から北東方向に伸びる、新大橋通り
その通りの、南側には、築地本願寺がある。
寺院なのだが、何とも、寺院らしからぬ、奇妙な建造物。
すごく新しいのかと、思ったら、意外と、古く、昭和の初め頃の、創建だ。
こういうの、インド様式、というらしい。
つまり、寺院らしからぬ、ではなくて、これが、本家本元、というわけだ。
どうでもいいと言えば、どうでもいいかもしれないけど。
ちなみに、築地本願寺は、最初は、浅草に、あったらしい。
江戸時代、大火があって、焼け落ちたのだが、再建は、認められず、移転させられることになった。
その、移転先、というのが、海の上。
なんでこんなことに、と思うが、戦国時代に遡ってみると、よくわかる。
本願寺、といえば、今の大阪にあった、石山本願寺
織田信長と、激闘を、繰り広げたことで、有名だ。
徳川家康の本拠地でも、三河一向一揆を、引き起こしている。
だいぶ、徳川家康も、苦しめられたわけ。
それで、海の上を、移転先に、という、仕打ちに出たのだろう。
ところが、本願寺は、その、海を、埋め立ててしまったのだ。
そのように、埋め立てて、できた土地なので、築地、という、地名になったらしい。
ただでは、起きぬ、ということ。
それは、この、存在感のある本堂を見れば、わかる。
(2010年1月記)