都営大江戸線牛込柳町駅(河田町 月桂寺)

河田町 月桂寺

しばらく歩いていくと、東西に伸びる、女子医大通りとの交差点。
この交差点、正確に言うと、東西の道路が、南北にずれていて、クランク状になっている。
南東側は、江戸時代、尾張徳川家上屋敷だったのだが、たぶん、防御上の理由で、直線道路を作らないようにしたのだろう。
女子医大通りに入り、西へ。
少し、進むと、通りの北側には、広大な月桂寺。
中に、入ったことはないので、境内は、どうなっているのかは、わからない。
創建は、江戸時代の初め頃だろうか。
かくのごとく、江戸城の西側、外濠の西側だが、には、大名屋敷跡や、寺院が、多い。
大名屋敷は、もちろんなのだが、寺院も、陣地を設けやすいので、江戸城防衛のための、配慮に違いない。
一帯は、その後、江戸時代が、終わると、大名は、いなくなり、各大名屋敷は、様々な、施設となっていく。
さらに、時代が過ぎ、昭和の初め頃には、都心に対する、郊外住宅地が、誕生、ここらへんは、閑静な住宅になっていった。
このあたりで、江戸時代以降、残っているのは、寺町だけ。
だが、閑静な、雰囲気だけは、変わらない。
この先も、ずっと、変わらないだろう。
そして、寺町は、都心に至近な、歴史的テーマパーク、ということになるのかな。
(2010年1月記)