西武池袋線所沢駅(所沢 プロペ通り)

所沢 プロペ通り

小手指駅で、再び、西武池袋線に、乗り込む。
列車は、東へと向かい、途中、北へ。
西武池袋線の車両は、所沢駅のホームへと、滑り込む。
小手指は、所沢の圏内なので、それほど、遠いという感じはしないな。
駅西側へ出る。
目の前には、駅前広場が、広がり、北側に、プロペ通り、という、商店街の入口。
所沢を代表する、商店街だ。
ところで、商店街の名前、とても、興味深いのだが、飛行機のプロペラから、付けられたらしい。
明治時代末、所沢に、日本初の、飛行場が、開港したことに、因むのだろう。
ただ、最初は、所沢駅前通り、という、なんの、変哲もない名前だった、という。
なぜ、このような、奇抜な、名前へ変更したのだろうか。
おそらく、高度成長期を経て、衰退する、地方の、一大決心によるものだったに違いない。
西武ライオンズの誘致も、同じだと思える。
高度成長を達成した、安定期、その後の、バブル期には、その一大決心は、功を奏すしたようだ。
もっとも、逆に見れば、全国の地方の、そういった、一大決心の集大成が、バブルなのかもしれない。
そんなことを考えながら、相変わらず、賑やかな、プロペ通りを、北へ北へと、歩いていく。
(2010年2月記)