京浜東北線川口駅(川口駅東口の商店街)

川口駅東口の商店街

ペデストリアンデッキを降りて、地上へ。
東へ東へと、街中を、進んでいく。
川口には、バブルが崩壊した後、エルザタワーの工事現場を、見に来たのだが、実は、その、ちょっと前にも、訪れたことはあるのだ。
当時、西口は、とにかく、工場と、住宅が、点在するのみ。
東口は、駅周辺に、地方都市らしい、古い、商家が、固まっていた。
そして、そこを過ぎると、工場。さらには、沼地。
信じられないが、たしかに、そうだったのだ。
しかも、アスファルトの道路には、歩道がない。
クルマが、通るたびに、危険を感じたな。歩くよりも、クルマを使え、ということなんだろうけど。
あれから、どれくらい、経ったろうか。
もっとも、バブルの頃だから、たいして、時間は、経っていないはずだが。
なのに、ずっと、昔のような、気がする。
たぶん、地方都市らしい、古びた、お店が、消滅し、今は、どこにでもある、チェーン店、おしゃれなお店が、軒を連ねているからだろう。
まるで、どこの、郊外にもあるような、商店街。
しかも、このようなことは、川口に限ったことではない。
つまり、バブルが崩壊して、以降、僅かの間に、地方都市は、皆、郊外になってしまったのだ。
(2010年4月記)