常磐線柏駅(柏二丁目 とても古そうな喫茶店)

柏二丁目 とても古そうな喫茶店

サンサン通りを、西へ。
駅前に戻る。
今後、柏に、高層ビルが建つ予定はないので、もう、柏に、来ることは、二度とないだろうな。
ということで、さっきの、戸張の話、もうちょっと、考えてみてもいいかも。
柏の西側にある戸張という地域、もとは、戸張郷、といったらしい。
近くにある、香取神社の創建が、平安時代なので、おそらく、戸張郷も、同じ頃に、できた、集落なのだろう。
いつしか、時代は下り、関東平野の、開拓が始まる。そして、武士が登場。
戸張に本拠を築いた武士団は、地名から、戸張氏、と、名乗ったはずだ。
それは、鎌倉時代だろうか、あるいは、その後の時代なのか、よくわからない。
さらに、時代は流れ、武士の世の中に、再編が、起こり、戸張氏は、時代の表舞台から姿を消していく。代わって、徳川幕府の世、江戸時代が、訪れたわけだ。
そこまで、考えたところで、柏駅の、ペデストリアンデッキ
ペデストリアンデッキのすぐ近くに、見たところ、ものすごく、古そうな、喫茶店があった。
茶店そのものが、古いのかどうか、わからないが、建物は、ペデストリアンデッキとの、位置関係からみて、たぶん、同じ頃に建てられたと思う。
オープンした時は、さぞ、近未来、という雰囲気だったんだろうなあ。
だが、輝かしい未来は、時代を経て、取り残されて、今は、レトロ。
レトロ、ということで、残っているのなら、まだ、いい方かも。消えていく方が、ずっと、多いはずだ。
こうして、時代は、今も、流れている。
(2010年5月記)