京浜東北線川崎駅(ミューザ川崎 シンフォニーホール)

ミューザ川崎 シンフォニーホール

高田馬場駅から山手線。
品川駅で、京浜東北線に乗り換える。
多摩川を越えると、もう、川崎だ。
何度も来ているのだが、ふと、川崎、近いのか、遠いのか、よく、わからなくなるときがある。
距離にすれば、明らかに、遠いはず。
だが、時間から見ると、そんなに、遠いようには、感じない。
そもそも、京浜東北線は、大井町、大森、蒲田、という、主要な、大きな街にしか、止まらないので、早いのだ。
それ以外の、地域内交通路線としては、京浜急行が、担っている。
だから、普通の路線の感覚でいえば、京浜急行が、各駅停車、京浜東北線が、急行、なのだろう。
もっとも、京浜急行線内にも、いちおう、急行があるのだが。
というわけで、京浜東北線は、急行みたいなものだが、横須賀線東海道線湘南新宿ラインに比べれば、やっぱり、普通の電車。
でも、これら、3路線は、直接、横浜へ。川崎は、頭越し、なのだ。
新川崎駅には、止まるけど、この駅は、川崎とは、無関係。名前だけで、実際は、鹿島田、という地域。
そう考えると、やはり、川崎、なんとなく、距離感が掴めない感じだな。
そんなことを、考えているうちに、列車は、川崎駅の、ホームに、滑り込む。
改札を、抜けると、あいかわらず賑やか。
正面、回廊の先には、ショッピングモール、ラゾーナ川崎があるからだろうか。
ペデストリアンデッキに出て、南西へ。
その先には、シンフォニーホールを擁した、ミューザ川崎がある。
(2010年5月記)