京浜東北線川崎駅(ミューザ川崎内の通路)

ミューザ川崎内の通路

今、こうして、まわりを、見回してみると、瀟洒な建物、ミューザ川崎、当たり前だが、少しも、違和感はない。
でも、学生の頃、川崎まで、通学していた身としては、やはり、川崎、というと、工場地帯なのだ。
威勢のいい居酒屋、熱気を帯びた歓楽街、薄汚れているのに賑わっている商店街。
自分の中の、川崎は、そういう場所。
こんな、おしゃれで、気取った雰囲気は、川崎、ではない。
なんて、思ってしまう、自分の方こそ、今の、川崎にとっては、違和感そのものなんだろうな。
確かに、そうなんだろうな、と思いつつ、ペデストリアンデッキを歩いて、ミューザ川崎へ。
いつも、この建物の、入口では、ライブを、やっていたりする。
今日も、手際よく、楽器やら、機材などが、配備され、まさに、ライブが、始まろうとしていた。
いわゆる、ストリートミュージシャン、というところだな。
ただ、他所と比べて、こちらの方が、あきらかに、本格的な感じ。
さすがに、シンフォニーホールの入口、あるいは、整備された、川崎の街並みだと、そうことになるのかも。
もっとも、あんまり、興味ないので、たいてい、素通りするだけだが。
ところで、川崎駅から続く、ペデストリアンデッキは、ミューザ川崎の外縁を、縁取るように、さらに、その先に、伸びている。
だが、ペデストリアンデッキを通っても、ミューザ川崎内に入って、反対側から、外に、出ても、同じことなのだ。
あまり、深く、考えないようにしよう。
今回は、とりあえず、ミューザ川崎の中を、通ることにする。
(2010年5月記)