京浜東北線川崎駅(集合住宅の中 南西側へと続く回廊)

集合住宅の中 南西側へと続く回廊

ミューザ川崎内の通路を西へと、進む。
建物の外へ出ると、はたして、ペデストリアンデッキ
この場合、建物から、張り出しているわけで、ベランダみたいなものかもしれない。
でも、せっかく、駅から、ずっと、続いているので、ペデストリアンデッキ、とした方が、面白いだろう。
ミューザ川崎に沿って、南へ。
南北に伸びる、道路を挟んで、西側の、集合住宅にまで、さらに、ペデストリアンデッキは、伸びていく。
駅から、ここまで来るのに、いまだに、一歩も、地面を、歩いていないな。
高層棟を擁した、この、集合住宅。完成したのは、やはり、最近のこと。
駅前再開発の、賜物だ。
バブル期や、それ以前の、発想ではない。
当時は、地方の再開発が、盛んで、駅前や、都心は、むしろ、放って置かれたものだ。
だが、最近の再開発地は、このように、駅近く、そして、ペデストリアンデッキで、駅と直結し、駅と一体になっている。
さらに、その駅は、鉄道によって、都心と、直結している。
とすると、駅前再開発、というのは、結局、都心再開発、なわけだ。
都心にすべてが、集中し、その都心が、拡大していく。
その、拡がりゆく、触手のようなものが、ペデストリアンデッキかもしれない。
集合住宅地の中、ペデストリアンデッキは、さらに、西へと、続いていく。
いったい、どこまで、伸びているのだろうか。
(2010年5月記)