東武亀戸線亀戸水神駅(亀戸四丁目 亀戸水神宮)

亀戸四丁目 亀戸水神宮

たくさんの亀がいる池から、南へ。
たしか、江戸名所図絵によると、江戸時代も、同じように、池があって、その池の、真ん中に、島があったようだ。太鼓橋も同じ。
ただ、池そのものが、当時のままかどうか、ちょっと、わからないけど。
さらに、南へと、歩いていく。
そして、大きな鳥居を潜ると、再び、東西に伸びる、蔵前橋通り。
蔵前橋通りに入り、東へ進む。
しばらくすると、また、南北に伸びる、十三間通り商店街との交差点。
南へ曲がり、そのまま、南へ。
すぐに、東に伸びる、亀戸水神通り、という細い通りがある。
なんとなく、名前から、商店街、と思っていたのだが、いたって、普通の、住宅街の道路だ。
昔は、ひょっとしたら、店が、並んでいたのかもしれないけど。
亀戸水神通りを、東へ東へと進む。
かなり歩くと、交差点があり、その北西側に、小さな、亀戸水神宮。
創建は、江戸時代の前、室町時代らしい。
意外と、古いのだが、そういえば、交差点の、南西側、ちょっと、住宅地の中になるが、亀戸天神の、故地があるらしいのだ。
だから、一帯は、江戸時代に、開拓されるよりも前から、歴史があるに違いない。
亀戸水神宮が、けっこう、古いとしても、それは、ありえる。
ただ、もう、今となっては、忘れ去られているが。
少なくとも、亀戸天神の方が、はるかに、大きくなってしまった。
もっとも、このような、静かな、小さな、祠、自分は、好きだけど。
(2010年7月記)