西武池袋線所沢駅(上安松 西武池袋線西側の林)

上安松 西武池袋線西側の林

集合住宅の中、南東方向に向かうと、広大な林があるはずなのだが、道が、途切れている。
あまりに暑くて、遠回りする気がおきない。どうしようか。
道路が途切れた先を、見ると、家庭菜園みたいな畑になっていて、土道が伸びているようだ。
途中で、行き止まりだったら、その時、考えればいい。
ということで、畑の中に入っていく。
どう見ても、普通に通る道とは、思えないが。
もっとも、こう暑くては、咎め立てする者もいまい。
ほどなくして、畑地を突っ切り、林の中に、入ることができた。
木々の生い茂る中、南東へ。木陰になるので、ちょっと涼しい。
ところで、なんで、ここだけ、こんなに、広い林が、残っているのだろう。
ちょっと、わからないが、いちおう、推察してみる。
南側、柳瀬川が、東へと流れているが、その北側に沿うように連なる河岸段丘
柳瀬川崖線、とでもいうのかな。
その崖の上部、縁が、林になっているようなのだ。ここの林は、その一部だ。
たぶん、一帯が、開拓されたとき、地滑りを防ぐために、崖の上だけ、木々を残したのだろう。
理由は、ともあれ、柳瀬川の北側には、東西に、細長く、緑地帯が、残った。
そういうわけで、一帯は、今、すっかり、宅地化されているものの、この緑地だけは、ずっと、変わらないのだろう。
そう、「となりのトトロ」の時代から、ずっと、変わらない。
(2010年7月記)