西武池袋線大泉学園駅(シティタワー大泉学園)

シティタワー大泉学園

大泉学園駅で下車。
駅北側に出る。
今回は、「となりのトトロ」のモデルを探す道行なので、高層住宅は、付けたりだが。
いちおう、訪れてみる。
商店街の中、北へ進むと、程なくして、シティタワー大泉学園
最近、竣工した、高層住宅だ。(工事中はこちら
かくして、駅前再開発は、今も、進んでいるものらしい。
ちょっと、ここで、また、宮�駿の話に戻る。
未来少年コナン」を、熱心に見たことは、書いたが、残念ながら、それ以降の作品、ほとんど記憶に残っていない。
安定期から、バブル期、次々と、作品が、世に出たことは、知っていたけど。
そして、バブルが崩壊した後の失われた10年、「もののけ姫」で、国民的な作家になったんだっけ。
作品のクオリティを、想定よりはるかに引き上げていけば、市場を、独占できる、ということを、実証した作品なのかも。
もっとも、その手法、最近は、あまり、効果はないみたい。
クオリティを究めて表現する、テーマそのものが、一貫して、「成長、進歩の混乱、その挙句の頓挫、破綻、そして、その後に続く、深い、安寧」、といったものだからだ。
こういうテーマ、安定期やバブルの頃のような、揺るぎない、平穏な日常があって、はじめて、リアリティを感じるものなのだろう。
今は、混乱と破綻があったとして、でも、その先に安寧があるなんて、そんな、楽観的な雰囲気じゃないはず。
だから、こうして、高層ビルの建ちゆく様を、眺めて、少しは、進歩しているな、と実感したいのかもしれないな。
もっとも、ごく最近は、宮�駿の作品、けっこう、見ている。
かつての、安寧の時代に対する、ノスタルジーに浸りながらだけど。
(2010年7月記)