常磐線北千住駅(千住二丁目 勝専寺)

千住二丁目 勝専寺

南東へ。再び、南北に伸びる、幅広の、交通量の多い、日光街道
日光街道を北へ歩き、しばらくして、東へ。街中に入っていく。
ところで、なんで、日光街道あたりから、西は、森林だったんだろうか。
丘陵地だったので、開拓から、取り残されたのかな。
あるいは、鎮守の森、という感じかもしれない。
明治時代の地図を見ると、もはや、森林、というよりも、荒地、みたいになっている。
ひょっとすると、疎林のような状態だったのかも。
そんな一帯なのだが、たしか、戦前まで、残っていた、ということだ。
戦災で、焼失した後は、復元されず、住宅地となって、今に、至っている。
残っていれば、歴史的な、テーマパークになっていたかもしれない。
ちょっと、わからないけど。
街中を、北東へと、歩いていく。
すると、突然、赤煉瓦の塀に囲まれた、勝専寺。
赤煉瓦の塀は、いつできたのか、わからないが、勝専寺自体は、鎌倉時代の終わり頃の創建、と思われる。
とすると、さっき、訪れた、不動院、慈眼寺、と同じだ。
この時期、やはり、一帯には、何か、大きな転換が、あったのだろう。
もっとも、今となっては、もう、歴史の中に、埋もれてしまっているが。
(2010年8月記)