中央線中野駅(中野四丁目 信号機のある荒地)

中野四丁目 信号機のある荒地

この広大な荒地、警察学校の跡地らしいのだが。
よく見ると、草木が繁茂している中に、アスファルトの道路や、信号機がある。
これは、そもそも、何だろう。
警察学校なので、教材として、設置されていたのか。
あるいは、敷地があまりに広いので、信号機が、設けられていたのか。
それとも、ちょっと、可能性は、低いが、再開発の工事を始めるらしいので、事前に、信号機を、新設したものなのか。
なんとなく、教材用に、あったんじゃないかな、と思える。
その割に、真新しい感じなので、ひょっとすると、新設されたのかも。
ちょっと、わからない。
もっとも、正解がわかったとして、どうということもないんだけど。
ところで、この場所には、戦前、警察学校が開設される前は、陸軍中野学校、というのが、あったらしい。
諜報機関、俗にいう、スパイ、を養成していた学校、ということだ。
ここが、今も、スパイ専門学校だったら、施設内に、信号機やアスファルトの道路が、唐突にあっても、これは、ターゲットを尾行する練習に、使っているのだな、と推測できるんだけど。
その陸軍中野学校は、昭和の初め頃、この地に、できたのだが、さらに、その前は、中野電信隊が駐屯していたらしい。
いろいろな、歴史の変遷が、あるものだ。
そして、今は、荒地。
再開発が、始まるまでの、しばしの静けさ、ということか。
(2010年8月記)