南北線六本木一丁目駅(六本木一丁目 エスカレーターで辿り着いた丘

六本木一丁目 エスカレーターで辿り着

エスカレーターで、崖の上、頂上へ。
そこには、賑やかな商店街、行きかう多くのクルマ、そんな街があった。
と、言いたいところだが、実は、何もない。
青々とした緑と、まっすぐ伸びる、歩道。
きれいに整備された、公園然とした風景が広がるばかり。
何度も、ここには、来ているので、もう、驚くことはないが。
最初に来たときは、いったい、ここは、どういう場所なんだと、思ったものだ。
そもそも、このような、静かな公園に、地下鉄から直通するような、通路を設置するなんて、とても、考えられない。
おそらく、崖下の高層ビルに通路が、まず、直結するはずだったのだが、それでは、なにか、物足らないので、崖上にも、エスカレーターを、伸ばしてしまったのだろう。
あるいは、ひょっとしたら、平日は、賑やかなのかもしれない。
休日しか、来たことはないので、わからないけど。
といっても、実際、公園以外、なにもないので、賑やかかどうかなんて、平日、来てみるまでもないかな。
静かな、公園、緑の木陰の下、南東方向へと歩いていく。
(2010年8月記)