南北線六本木一丁目駅(ホテルオークラ大倉集古館)

ホテルオークラ大倉集古館

尾根道を北東へ。
山の手住宅地、というわけではないが、本当に、閑静な感じがする。
道路際には、スウェーデン大使館やスペイン大使館もあり、とても静か。
通るクルマは、あまりなく、あっても、タクシーぐらいかな。
そんな中、北東へ歩いていくと、やがて、道路の南側一帯、ホテルオークラの敷地が広がる。
この一帯に、相応しい、豪壮なホテルだな。
そして、その一画には、大倉集古館。
なんでも、明治時代、武器を売り捌いて、成金になった実業家が、建てたものらしい。
ありあまる財産で、骨董美術品を、買い漁った挙句の、私設美術館、ということだ。
やはり、こうした場所には、こうした施設がある、ということだろう。
ただ、価値の高い、作品を一般に公開して、目の保養に供させてくれる、という感じには、見えないな。
むしろ、金満家ぶりを、これでもかと、見せ付けられているような気がする。
なんだか、気圧されるばかり。
早いところ、退散した方が、よさそうだ。
(2010年8月記)