中央線四ッ谷駅(元赤坂二丁目 迎賓館正門)

元赤坂二丁目 迎賓館正門

南北に伸びる外堀通りに入り、南へ。
新宿のような雰囲気とは、ちょっと、違うなと思いつつ、歩き続ける。
しばらくすると、ベルサイユ宮殿然とした光景。
なんか、ますます、違う。
外濠は、台地を、開削したわけで、台地の、縁ではないから、山の手と下町の、境界、ではなかったのか。
と今さら気付いても、引き返すのは、面倒だ。
もう少し進むと、煌びやかな門と、その奥に、本当に、宮殿がある。
迎賓館なわけだが。
明治時代からありそうに見えるが、実は、ずっと、新しい。
高度成長期の頃。
それなら、西欧かぶれ、でもあるまいに、もっと、和風でもよかった気がする。
もっとも、公式行事として、外国の賓客を招待するので、これはこれで、いいのかも。
どちらにしろ、自分には、まったく、関係のない世界。
こういう、豪壮にして、絢爛な、場所もあるのだ、というだけ。
早く、先に、進もう。
(2010年9月記)