東急世田谷線宮の阪駅(豪徳寺二丁目 世田谷城址公園)

豪徳寺二丁目 世田谷城址公園

烏山川、大きく、蛇行していたらしく、その流路跡の、烏山川緑道は、徐々に、南へと、向きを、変えていく。
まわりは、緑の多い、郊外。
とても、静かだ。
烏山川緑道の、西側一帯は、丘陵地で、かつて、世田谷城が、あったらしい。
そして、東側は、長州山、ということか。
そんな、丘陵地に挟まれた、長閑な、緑道を歩いていくと、今度は、逆方向へと、大きく、蛇行を始める。
すなわち、西へと、向きが、変わっていくのだ。
しばらく、西へ進み、途中、北へ。
住宅地に入っていく。
すると、すぐに、世田谷城址公園。
木々の鬱蒼と、生い茂った、丘になっている。
この公園、世田谷城の跡、ということだが、実は、城の敷地、もっと、広かったらしい。北側にある、豪徳寺あたりも、城の跡地だったのだ。
城が築かれたのは、鎌倉時代の後、室町時代の初め頃。
城としては、かなり、古く、土塁、空掘を周囲に、張り巡らせていて、その中に、幾棟かの館、といったところか。
今は、住宅地の中、静かな、公園。
時代の流れを感じるな。
(2010年10月記)