山手線五反田駅(東五反田三丁目 寿昌寺)

東五反田三丁目 寿昌寺

石段を上がっていくと、想像通りの、街並み。
山の手、大きな家々。閑静な、雰囲気が満ちている。
これが、島津山住宅地、なわけだが。
島津山そのものは、今は、南側の、清泉女子大学の敷地になっている。
戦後、清泉女子大学が、移ってきたのだが、その前は、島津侯爵邸。
それで、島津山、といっていたようだ。
島津侯爵というと、江戸時代は、島津藩藩主。
だが、もともと、この地に、島津藩の大名屋敷が、あったわけでもない。
伊達藩の下屋敷が、あったそうだ。
伊達山にならなかったのは、伊達藩が、明治維新の折、明治政府に敵対し、敗れたからであろうか。
さらに言えば、敗れて、この、高台の土地を、失ったからであろうか。
そんなところだろうけど。
それはそうと、このような、屈指の、山の手住宅地、暮らしたら、どんな気分なのか、まったく、想像できない。
そういうことが、関係しているのかいないのか、わからないが、歩いていると、なんだか、体調が、おもわしくなくなってきた。
住宅地の中、よたよたと、北へ、歩いていると、東側に、寿昌寺、という寺。
(2010年10月記)