都営浅草線高輪台駅(パークタワー高輪工事現場)

パークタワー高輪工事現場

寿昌寺の創建は、江戸時代。
寺院の名前は、戦国武将だった、伊達政宗の室、寿昌尼、から。
それに、すぐ近くに、伊達藩の下屋敷が、あったので、伊達家ゆかりの、寺院なのだろう。
いくら、島津山、なんて、言ってみても、伊達家の痕跡が、こうして、ちゃんと、今に、残っている、というのは、興味深いな。
さらに、細い道を、北へと、歩いていく。
しばらくすると、南西方向に伸びる、幅広な、交通量の多い、桜田通り。
桜田通りを、北へ。高輪台駅を、急いで、目指す。
程なくして、通りの、東側に、パークタワー高輪の工事現場。
実は、この場所で、高層住宅を、建てているとは、知らなかったな。
と、感慨に耽りたいのだが、そういえば、体調が、おもわしくないので、高輪台駅に急いでいたんだっけ。
こういうときに、出くわすとは。
再び、高輪台駅を目指す。
ようやく、駅に辿り着き、ほっと、一息。
本当は、もう少し、あちこちと、まわる予定だったのだが、これでは、大崎駅から、高輪台駅まで、北に、一直線に、歩いただけ。所要時間、30分。
それでも、新しい、高層住宅の工事現場が、あったからいいかな。
そういえば、ちょっと、庶民的な雰囲気のあった、駅の構内、いつのまにか、きれいになっている。
高層住宅が、近くに、建ち続けているからかもしれない。
そんなこと考えているうちに、列車が、ホームへ。
車両に乗り込み、ようやく、高輪の山の手を離れる。
やはり、山の手は、性に合わない。
(2010年10月記)