都営大江戸線若松河田駅(新宿六丁目 西向天神社)

新宿六丁目 西向天神社

職安通りから、南西に伸びる、文化センター通りへ。
下り坂になっている。
途中、南へ伸びる、細い道。
その細い道に入って、南へ歩いていくと、すぐに、東側、西向天神社がある。
一帯は、かつて、西側を、北に向かって、流れていた、蟹川の穿つ、谷地の急な斜面。
神社は、その斜面の中腹、西側を、正面にして、建っている。
西に向かっているので、西向天神社、ということかな。
創建は、鎌倉時代鎌倉街道と、関係があるのだろう。
斜面を、上がったところには、さらに古い、厳島神社もあり、こちらとも、なにか、関係がありそうだ。
ところで、江戸名所図絵を見ると、西向天神社、大窪天満宮、という名前で、ちゃんと、載っている。
しかも、当時の絵、今の様子、そのままなのだ。
同じように、斜面に、木々が、鬱蒼と生えていて、その中、神社が、鎮座している。
そして、江戸名所図絵の記事によると、西向天神社は、大久保の鎮守、ということらしい。
大久保、といっても、現在の、歌舞伎町あたりのこと。
たぶん、ここからなら、昔の大久保が、よく、見渡せたに違いない。
そう考えると、歴史を感じる。
さあ、もう、帰ろう。
文化センター通りに戻って、西へ、行けば、新宿。
新宿駅から、帰ることにする。
(2010年11月記)