京浜東北線蕨駅(中央五丁目 長泉院)

中央五丁目 長泉院

街中を北へ。再び、駅前広場に出る。
しよいよ、西に伸びる、蕨のメインストリート。
懐かしい商店街が、延々と続いている、はずなのだが。
実際、歩いてみると、商店街は、すぐに、途切れてしまった。
こんなだったかな。記憶違いなのだろうか。
そんな思いを抱きつつ、西へと、歩いていく。
たしか、淡い記憶によると、南北に伸びる、交通量の多い、中山道から、ちょっと、東側に入ると、ちらほらと、店の明りが、あったのだ。
そして、その店の明りを、辿っていくと、やがて、地方にあるような、古めかしい、商店街の連なりになっていき、駅前広場へ、行き着いたわけ。
いったい、どうなっているのやら。
ひょっとして、記憶が正しいとすると、その商店街は、なくなってしまったのかな。
当時は、バブルの頃、地方は、まだ、衰退していなかったはず。
とすると、やはり、あり得るかもしれない。
地方は、衰退し、駅前や、都心部だけが、栄える。どこも、同じだ。
そんなことを考えながら、さらに、歩いていくと、道路の北側に、長泉院。
江戸時代、創建されている。
変わらないのは、こうした、歴史的建造物ぐらいか。
(2010年12月記)