田園都市線桜新町駅(弦巻五丁目 蛇崩川支流の源泉跡近く)

弦巻五丁目 蛇崩川支流の源泉跡近く

細い、川筋の跡を辿っていくと、その先には、源泉があるはずだが。
行ってみると、そこには、大きなマンションが、立ち塞がる。
それでは、ということで、そのマンションの、北西側に、回り込んでみると、さらに、大きな、マンション。
それに、三田用水跡の、南北に伸びる、通りがある。
昔、に限らないのかもしれないが、用水は、尾根筋に、作られることがあり、だから、この場合も、南北に伸びる、尾根があったのだろう。
とすると、もう、この先には、源泉が、あるはずはない。
通り沿いにある、マンションの公開緑地に立ってみる。
ここは、尾根の斜面になっているので、源泉があったとすると、この下の部分かな。
ちょうど、最初に、立ち塞がった、マンションが、建っているあたり。
実際は、泉じゃなくて、崖から、清水が、染み出していたのかもしれないが。
でも、斜面の下に、泉があって、そこから、小川が、流れ出していた、と考えた方が、なんか、いいな。
今となっては、こんな、想像を、してみるしかないのだが。
もう、帰ろう、と思ったけど、ちょっと、まわりを、歩いてみる。
ほとんど、マンション。ただ、すごく、古い店なども、残っていた。
そこだけ、高度成長期から、変わらないのかな。
当時は、駅近くを、除けば、田舎びた、郊外だったのだろう。
それが、こんなになってしまったわけか。
自分には、関係のないことだけ。
寒いので、早く、帰ろう。来た道を引き返し、駅に向かう。
(2011年1月記)