京浜東北線鶴見駅(総持寺大祖堂)

総持寺大祖堂

なかなか、慎ましい、総門だな、と思いながら、さらに、参道を、上っていく。
しばらくすると、今度は、ものすごく、巨大な、三門。
巨大な、三門の北側にある、三松閣、という、これもまた、巨大な、建物が、すでに、見えていたので、とうに、慎ましい感じは、消えていたが。
三門を、潜ると、境内は、すごい迫力に満ちている。あらかじめ、総持寺について、よく調べていなかったので、なお、一層、気圧されてしまう。
これほどの規模、池上にある、本門寺ぐらいしか、知らないな。
おそらく、江戸時代だと、上野の寛永寺や、芝の増上寺も、こんな感じだったに違いない。
それにしても、それぞれの、建物が、皆、大きく、道も、広々としている。
北へ曲がり、そのまま、北へと進んで行くと、正面に回廊と、金鶏門。
回廊が、さらに一段、外界とを、隔てているのかもしれない。金鶏門を潜り、その中に、入ると、またしても、広々とした空間と、巨大な建築物。
どこまで続くのやら。
こんな風に、圧倒されると、些少な悩みなど、吹き飛んでしまうのだろう。
さらに、北へ進むと、正面、やや東側に、壮大な、大祖堂。
ここまで、来れば、現世の一つも、忘れよう、というものなのかな。
でも、まあ、結局、テーマパークの、一種、なのかもしれないけど。
(2011年1月記)