千代田線湯島駅(旧岩崎邸庭園の洋館)

旧岩崎邸庭園の洋館

不忍通りを、再び、南へ。
途中、西へ曲がり、そのまま、西へ進む。
すぐに、南へ。
西側には、塀に囲まれた、こんもりとした木々。
南へと歩いていくと、西側に、旧岩崎邸庭園の入口がある。
塀で囲まれたところは、旧岩崎邸だったわけだ。
庭園に入り、木立の中を、北へ、坂道を上っていく。
坂を上りきったところ、広場になっていて、南側に、瀟洒な洋館。
実際は、それほど、大きくはなく、かわいらしい感じだ。
洋館の南側には、広々とした、グラウンドがある。
ところで、岩崎邸、というと、三菱グループ創始者岩崎弥太郎が建てたわけだが。
去年の大河ドラマ龍馬伝」を思い出すなあ。
といっても、まったく見てないけど。
見たのは、岩崎弥太郎が、鶏の入った、大きな籠を担いでるところぐらいか。
ただ、総集編で、高杉晋作が、えらく、ぶっとんだ感じで、けっこう、面白かったな。もっとも、そのときも、見たのは、そこだけだが。
たしか、高杉晋作が、坂本龍馬に、現状の条件で、外国と取引していくと、どんどん、日本の富は、吸い取られていく、なんとかせねば、なんてことを、熱く語っていた。
そういった思想が、坂本龍馬、そして、岩崎弥太郎へ、さらには、三菱グループ、ということなんだろうか。
そう考えると、三菱グループは、再開発で、丸の内のオフィス街を、造成したわけで、現代にも、繋がってくる。
意外と、今に通じるような、奥深い、ドラマだったのかも。
などと気付いても、もう、遅いか。
(2011年2月記)