京浜東北線蒲田駅(蒲田三丁目 梅屋敷公園)

蒲田三丁目 梅屋敷公園

京浜急行の高架を潜って、東に向かうと、すぐに、南北に伸びる、第一京浜
通りの南側、第一京浜の西側には、梅屋敷公園がある。
名前のごとく、梅の名所らしいけど。
ただ、今年は、冬が、えらく、寒かったせいか、梅の花は、まだだった。
なんで、こんなところに、梅の名所があるのかというと、もともと、あたりは、梅が、多く植わっていて、江戸時代の後期、それらの梅を、梅林に見立てて、整備し、庭園のようになった、ということらしい。
当時は、さぞ、風光明媚な景観だったことだろう。
広々とした田園、その中に、繁茂する梅林、そして、遠くには、青い海原。
そんな風光明媚な一帯も、明治時代以降、工業化で、田園は消滅し、梅林も、少しずつ、なくなっていく。
東海道は、幅広の、交通量の多い、第一京浜へ。
さらに、京浜急行が、開通して、市街地が拡大。
そして、今では、第一京浜の脇に、小さく、残っているばかり。
よく残ったな、と思うけど。
でも、一帯は、もう、衰退するだけ。
また、植樹して、梅林を、復活させても、いいような気もするが。
歴史テーマパークになることだし。
(2011年2月記)