千代田線日比谷駅(馬場先門から日比谷濠を臨む)

馬場先門から日比谷濠を臨む

中央通りを、南へ、歩く。
しばらくすると、東西に伸びる、鍛冶橋通りとの交差点。
鍛冶橋通りに入り、西へ。
東京駅の南端、JRの高架を潜り、さらに、西へと進む。
すぐに、内濠と馬場先門。
ところで、なぜ、馬場先門、というのだろう。
江戸時代の初め頃、今の、皇居外苑、馬場先濠の西岸に、南北に伸びる、馬場が、あったらしい。
当時、第4回朝鮮使節が、来日していて、そこで、曲馬を、披露したのだ。
そのために、馬場を設けたのか、たまたま、直前に、すでに、完成していたのか、わからないが。
その馬場は、朝鮮馬場、という名前なので、あるいは、朝鮮使節のために、新設したのかもしれない。
つまり、門を潜った先に、馬場が、あったので、馬場先門、という名前になったのだろう。
ちなみに、その、朝鮮馬場は、しばらくして、今の、北の丸公園の、南側に、移転している。
そんな馬場先門なのだが、そこから、南側、日比谷濠を見ると、春の陽射しが、水面に、きらきらと、反射して、本当に、美しい光景。
春を感じさせる。
(2011年3月記)