千代田線日比谷駅(日比谷交差点から日比谷濠を臨む)

日比谷交差点から日比谷濠を臨む

日比谷通りを、南へ南へと、歩いて行く。
西側には、水をたたえた、濠、東側には、幾層にも、建ち並ぶ、丸の内のオフィスビル群。
まさに、奇観、というところだ。
さらに、歩いていくと、東西に伸びる、内堀通りとの交差点。
濠は、このあたりで、西へと、直角に向きを、変える。
ちょうど、角になっているところから、濠を、見渡すと、濠が、両側に広がるように見え、雄大な景色。
そういえば、江戸時代より前、このあたり、日比谷入江だったのだ。
当時は、一面に広がる、海、だったに違いない。
まさに、今、目の前に広がるような、景色。
こういう景色を見ると、江戸、あるいは、東京は、本来は、水郷の街だったのだと気付かされる。
そんな日比谷濠なのだが、ちょっと、水辺を、見ると、ゆったり泳ぐ、大きな鯉。
水鳥も、のんびりと、近くを、飛んでいく。
水、ぬるむ、春、ということか。
さらに、足を伸ばして、日比谷公園に、行ってみることにする。
(2011年3月記)