千代田線日比谷駅(日比谷見附跡)

日比谷見附跡

日比谷通りを、さらに、南へ。
内堀通りとの交差点の、南西側一帯は、日比谷公園の敷地。
日比谷公園の北東端、有楽門から、園内に入っていく。
園内、西へ、歩いていくと、すぐに、石垣。
日比谷見附跡だ。
見附、というと、見張りをする場所なのだが、この場合は、城門ということになるらしい。
城門には、必ず、見張りをする場所が、併設されていたので、見附が、城門、なのだろう。
では、城門以外に、見張りをする場所は、なかったのだろうか、と思ってしまうが、ちょっと、わからない。
ところで、こうした城門は、江戸城を、螺旋状に、囲む、濠に沿って、配置されているわけだが。
濠が、螺旋状、ということは、外側の、濠を、突破しても、その先、内側の、濠を、包囲するのは、難しい、らしい。
内側の濠を、包囲しようとして、回り込んでいくと、だんだん、先細りになっていくからだ。
さらに、先細りになる手前、濠と、城門が、あったりする。
包囲するつもりが、逆に、包囲されている、という寸法なのだろう。
そう、うまく、いくものかどうか。
ともあれ、内側の濠を、攻囲しようとする敵の前に、立ちはだかる城門の一つが、目の前の、日比谷見附だ。
(2011年3月記)