千代田線日比谷駅(日比谷公園心字池)

日比谷公園心字池

目の前に立ちはだかる、といっても、江戸城が、攻囲されたことは、一度もないので、日比谷見附、無用の長物、だったのかもしれない。
そんな日比谷見附を過ぎると、心字池。
心、という字を、模っているらしい。
このような池は、日本庭園には、よくある、ということだ。
さらに言うと、この、心字池のある場所、江戸時代には、内濠と外濠をつなぐ、南北に伸びる、濠が、あったのだ。
とすると、その濠の、東側に、日比谷見附があるわけで、江戸城に対する、仮想敵は、西側から、攻めて来る、と想定していたのだろう。
そういうわけで、いろいろな面を持つ、心字池なわけだが、近くにいってみると、暖かい陽光を、たっぷりと、浴びて、すっかり、春めいた感じ。
心の字でも、濠、でもいいけど、それ以前に、季節感溢れる、一つの池であるようだ。
もう、ちょっと、のんびりしていたいのだが、帰ることにする。
それにしても、こうして、春が来る、というのは、ほっとさせられるなあ。
毎年、いつも、来るので、当たり前なんだけど。
でも、最近、妙に、有難く思ってしまう。
ちょうど、近くに、千代田線の日比谷駅
千代田線で、帰ることにする。
(2011年3月記)