りんかい線国際展示場駅(誰もいない東京ビッグサイト前)

誰もいない東京ビッグサイト前

明治通りを、南へ。
しばらくして、東西に伸びる、永代通りに入り、東へ歩く。
それにしても、今まで、誰とも、すれ違っていない。不安な気持ちを、煽られるな。
南砂町駅に戻り、改札を抜け、ホームへ。
いったい、電車は、すぐに、来るのだろうか。
そう、あれは、忘れもしない週末、もう、昼が、かなり過ぎていた時刻。
ゆさゆさと、激しい横揺れが、やってきたのは。
思わず、パソコンが、転倒しないように、押さえたっけ。
その大きな、横揺れ、終わると思うと、まだまだ、続き、さすがに、まわりは、騒然となっていたな。
なぜか、窓が、開け放たれていて、妙に、寒かったのは、今でも、覚えている。
しばらくして、やってきた車両に乗り込み、門前仲町駅で、下車。
ここから、バスで、臨海副都心に行くことにする。
特に、理由はないけど。
折り良く、停留所にやってきたバスに、乗り込む。
バスは、さすがに、地元客が、利用するので、ガラガラ、ということはないな。
それに、車窓から街並みの風景、それほど、変わっているように思えない。
江東の埋立地に広がる、下町を、ぐるぐる、巡って、東雲。
東雲を、過ぎて、西へと進んでいく。
途中、南側に広がる、荒野に、白砂が蒔かれたような場所が、あったけど、あれは、液状化なのだろうか。今となっては、わからない。
有明コロシアムの手前、バス停で、下車。
南北に伸びる通りを南へ。
湾岸高速を渡り、りんかい線国際展示場駅駅前広場に入り、今度は、西へ向かう。
すぐに、南側、東京ビッグサイト
しかし、そこには、まったく、誰も、いなかった
(2011年3月記)