京葉線新浦安駅(新浦安駅付近 傾いた電話ボックス)

新浦安駅付近 傾いた電話ボックス

新浦安駅北東側。
電話ボックスが、倒れかかっている。
やはり、こちらの方が、影響は、大きいのかも。
そういえば、バブルの頃、浮かれて、ここらへんに、来たな。浦安駅から、歩いたりもした。
何十年か後には、こうなるとは、本当に、思わなかったけど。
それ以前に、こんなに、貧しくなるとも、思わなかったな。
時代の流れとは、不思議なものだ。
そんなことを、考えながら、新浦安駅に戻り、ホームに立った途端、ぐらぐらと、激しい揺れ。
余震に、慣れているとはいえ、一瞬、覚悟してしまった。
ところで、1000年単位の、自然の摂理に、揺り動かされる、市井の営みなのだが、もっと、大きな、時間の尺度では、どうなのだろう。
たとえば、1億年、経つと、今、南半球にある、オーストラリア大陸が、北進して、日本を、挟むように、ユーラシア大陸と、ぶつかるらしい。
さらに、1億年、経つと、南極大陸も、やってくる。
こうなると、もう、まったく、わからないな。
そのような、壮大な、世界があるわけだが、少なくとも、自分の、住んでいるのは、その中の、ごく小さな、市井。
考えても仕方がない。
とりあえずは、さっきの、地震で、京葉線が、止まっていないかが、心配だ。
しばらくすると、列車が、やってきた。どうやら、止まりはしなかったらしい。
何が、起こるかわからない。今のうちに、早く、帰ろう。
(2011年4月記)