総武流山電鉄鰭ヶ崎駅(鰭ヶ崎駅駅舎)

鰭ヶ崎駅駅舎

細い道を、さらに、東へ東へと、歩いていく。
しばらくすると、総武流山電鉄鰭ヶ崎駅
まさに、ローカル鉄道、という感じ。
ずっと前、一度、終点まで、乗ったことがある。
鄙びた、地方の街、だったな。
ところで、駅名にもなっている、鰭(ひれ)ヶ崎という地名、珍しいが、どういう、謂れがあるのだろう。
さっき、訪れた、東福寺に、もとは、池があり、そこに、棲んでいる、竜の鰭(ひれ)から、ということらしい。
はて、竜に、鰭(ひれ)、あったのだろうか、背びれ、のことかな、と思ってしまうけど。
ひょっとしたら、一帯に、もともと、あった、集落、竜を、信奉していた、ということなのかもしれない。
などと、太古の昔に、思いを、馳せているうちに、古ぼけた車両が、ごとごとと、やってきた。
さっそく、乗り込む。レトロっぽくて、いいな。
今日は、行きは、つくばエキスプレス。帰りは、流山電鉄か。
小さな電車は、ゆっくり、走り出し、やがて、常磐線馬橋駅
今度、来るときは、流山まで、足を、伸ばせるといいな。
そんな思いを抱きつつ、馬橋駅で、常磐線に、乗り換え、都心へと向かう。
(2011年5月記)