南北線六本木一丁目駅(六本木一丁目 道源寺)

六本木一丁目 道源寺

ちなみに、21森ビル、25森ビルは、共に、高度成長期の、終わり頃に、竣工している。
高度成長のあとは、安定期、もっとも、いい時代だったかな。
これらのビル、その、安定期の、安穏とした、街並みを、見続けていたわけか。
やがて、時代は、バブルへ。
地方も都心も、いたるところ、浮かれていた。
この近くでは、東側に、アークヒルズが、建ったりする。
ただ、アークヒルズは、建ったものの、都心では、さほど、街並みは、変わっていないはずだ。
他には、東京ドーム、都庁舎の高層ビルくらい。
都心が、劇的に、変貌したのは、バブルが崩壊して、失われた10年に陥った後。
まるで、都心だけバブル、の状況。浮かれ気分は、もう、なかったけど。
そして、都心だけバブルも、世界同時不況に、見舞われる。
今も、その、どん底から、抜け出せていない。
そんな中、21森ビル、25森ビルは、消えていく。
なにか、儚いものを感じるな。
工事現場の、西側斜面を、上ってみる。
すると、そこには、道源寺。
こちらは、江戸時代から、変わっていない。
(2011年5月記)