総武線東中野駅(東中野一丁目 柏橋)

東中野一丁目 柏橋

神田川に沿って、南へ南へと、歩いて行く。
静かな、都心の、住宅地。
しばらくすると、柏橋。
橋の名前、昔の地名の、柏木、からだろう。
では、柏木、という地名は、どういう由来なのかな。
さっき、通った、万亀橋を渡った先、東側にある、円照寺、鎧神社のあるあたり、昔、柏木氏、が本拠を置いていたかららしい。
時代は、平安時代の終わり頃。
とすると、江戸氏、豊島氏、渋谷氏、と同じということになる。
同じならば、地名の方が、先、と考えた方がいいかも。
つまり、最初に、地名があって、柏木氏は、その地名を、冠した、という風に。
もっとも、そうなると、ますます、柏木、という地名、わからなくなる。
地名は、難しい。
ひょっとしたら、緩やかな川に、面した、台地、そこには、太古の昔から、暮らしが、あったかもしてないし。
そうなると、いつから、その、地名が、あったのやら。
神田川沿い、さらに、南へと、歩いていく。
(2011年6月記)