丸の内線西新宿駅(北新宿二丁目 拡幅された税務署通り)

北新宿二丁目 拡幅された税務署通り

伏見橋の、南西側、丘の上に、明治時代、伏見宮家の別邸が、あったので、そこから、橋の名前、伏見橋になったのだろう。
とすると、それなりに、山の手住宅地、なのかも。
そういう場所に、「神田川」の歌碑が、あるわけか。
神田川」の舞台、三畳一間の下宿、とは、大違い。
この、場所の違い、なんとなく、時代の変遷を、暗喩しているようで、興味深い。
すなわち、「神田川」の舞台は、高度成長の、真っ只中。
そして、「神田川」が、世に出たのは、高度成長を、達成した頃。
高度成長を、達成し、貧しさから抜け出して、貧しい下宿から、山の手住宅地、ほれ、ご覧の通り、ということかな。
生活も、安定し、つらく、貧しかった、昔を、ノスタルジーとして、懐かしむ、そんな、余裕が出てきたのだろう。
さらに、神田川に、沿って、南へ、歩き続けると、東西に、伸びる、青梅街道。
そこからは、北東方向へ、拡幅された、税務署通りが、伸びている。
(2011年6月記)