日比谷線東銀座駅(銀座五丁目 大野屋)

銀座五丁目 大野屋

晴海通りと、昭和通りとの交差点、南西側、いかにも、古そうな店。
足袋、手拭、等、商っている、和装小物の店、大野屋。
老舗、というところだろう。
日本橋近くだと、街並みが、江戸時代からなので、江戸時代以来の、老舗が、あったりする。
こちらは、創業、明治元年
江戸時代は、商業の中心は、ここから、北側、日本橋、銀座は、それほどでも、なかったようだ。
明治時代になって、賑やかさは、日本橋から、銀座へと、移っていく。
明治元年、開業というのは、ずいぶんと、いいタイミングだったわけだ。
もっとも、それでは、なぜ、賑やかさが、移ってきたのだろう。
たぶん、近くに、初の鉄道駅、新橋駅が、開業したことが、大きいに、違いない。
一般的に、江戸時代の、繁華な場所を、避けて、駅は、設置されるのだが、時代を、経ると、いつしか、駅前に、繁華な部分が、移動していく。
銀座も、その例、ということかな。
晴海通りを、西へ、歩いていく。
(2011年7月記)