中央線御茶ノ水駅(猿楽町一丁目 男坂)

猿楽町一丁目 男坂

西へ西へと、歩いていくと、南側、崖地になっている場所。
崖下への、男坂がある。
坂、というより、石段なのだけど。
大正時代の、終わり頃に、できたらしい。
一帯は、江戸時代、崖の下も、崖の上も、武家屋敷。
江戸城に近く、防衛上、そうなったようだ。
江戸時代が終わり、明治時代になると、そういった場所は、諸施設、あるいは、住宅地へ。
崖下は、下町になっている。
駿河台の台地と、その麓に広がる、低地が、下町、ということか。
そうした下町、今の、神保町の街並みに、つながっているのかもしれない。
大正時代の終わり頃になると、低地と、台地を、つなぐ、男坂が、できる。
下町と、高台の、枠組みが、なくなったので、それらを、直結する、通路が、できたのかな。
一帯が、都心の中に、取り込まれたのだろう。
(2011年9月記)