中央線御茶ノ水駅(猿楽町二丁目 女坂)

猿楽町二丁目 女坂

さらに、西へと、歩いていく。
台地らしい、明るい感じの、通りだ。
西側は、ずっと、崖だが。
しばらくすると、今度は、女坂。
神社の石段と、名前を、同じにしたのだろう。
神社では、急な、石段を、男坂、緩やかな坂を、女坂。
たしかに、こちらは、さっきの、男坂に、比べて、緩やかな、階段だ。
完成した時期は、男坂と、同じ、大正時代の、終わり頃。
都心に取り込まれ、崖下の、下町と、崖の上を、峻別する、必要性が、なくなったのだろうか。
ところで、そういえば、この、崖下、夏目漱石が子供の頃、暮らしていたのだ。
崖の上を、見上げながら、過ごしていたのかどうか、わからないけど。
そして、刻苦勉励し、念願、かなって、崖の上の住民に、なったのかな。
再び、西へと、歩く。
中央線の南側、沿っている道路と、合流。
今度は、緩やかな、下り坂。
(2011年9月記)