総武線水道橋駅(水道橋駅舎)

水道橋駅舎

下り坂、ゆるゆると、下りていくと、谷底には、水道橋駅
谷底といっても、飯田橋駅あたりにまで、及ぶ、幅広い、低地だ。
こういう場所は、むしろ、澱んでいて、低湿地、あるいは、沼、池、になっていたのだろう。
実際、江戸時代の前には、小石川大沼、という沼があったそうだ。
そこに、北側からは、小石川、北西側から、神田川が、流れ込んでいたのだ。
江戸時代になって、東側の、駿河台の台地を、開削して、神田川の、流路を、作り、水流を、隅田川へ。
一帯に、広がる、湿地帯を、干拓したのだろう。
そうした、干拓地、江戸時代までは、江戸城が、近いので、大名屋敷や、武家屋敷になったようだ。
明治時代になると、低地は、下町になったのだが、広い敷地を持つ、大名屋敷、水道橋駅飯田橋駅の、周囲は、陸軍の、工場になっている。
そして、その工場のために、鉄道の駅、水道橋駅が、開設されたわけかな。
水道橋駅の、南側を、西へと、歩いていく。
(2011年9月記)